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GPC/LSによる絶対分子量測定

概要

GPC/LSは15°と90°の2角光散乱検出器を有し、静的光散乱法により標準試料を使用することなく高分子の絶対分子量や回転半径を測定できる装置です。ポリマー溶液にレーザー光を照射するとその光と同じ波長でレイリー散乱が起き、その散乱光を検出します。散乱光の強度は分子量の大きさに関係し、Zimmの式によって表されます。この式より、横軸にsin2(θ/2)、縦軸にKc/R(θ)をとった図2(Debyeプロット)が得られ、縦軸の切片からMw(絶対分子量)、初期勾配から回転半径r が求められます。

図1 Agilent製の2角光散乱検出器
図2 Debyeプロット

性能・特長

当社のGPC/LSは種々の溶媒で分析が可能です。なお、算出可能な絶対分子量Mwの分子量は1万以上、回転半径はMwが10万以上です。

図3 ポリスチレンのTHF系GPC/LSクロマトグラムと微分分子量分布曲線

利用可能な溶媒

  • THF系 GPC/LS
  • DMF系 GPC/LS
  • NMP系 GPC/LS
  • トルエン系 GPC/LS
  • 水系 GPC/LS など

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