新規導入装置の紹介(ソリッドネブライザーICP-MS)
2024年2月29日
日東分析センターでは、「あらゆる「モノ」を可視化して、世界に役立つ「コト」をつくる」を経営理念のビジョンとし、分析評価の技術開発に注力しています。
今回、新たに導入したソリッドネブライザーICP-MS (SN-ICP-MS)では、微量な元素の分布を広範囲で可視化することが可能です。
これにより、今までは試料を完全に水溶液化させる必要があり、試料全体の総合的な情報しか得られなかったものが、そのままの状態で分析できるようになりました。さらに、局所や積層体内部など任意の箇所を選択的に狙って評価できます。
また、SEM-XMAのような汎用装置で元素マッピングを行うには、試料中の元素含有率が%オーダー必要でしたが、SN-ICP-MSを用いることで、ppb~ppmの元素含有率でも元素マッピングを取得できるようになりました。
分析評価技術において最高のパフォーマンスを発揮し、お客様製品の開発スピードと品質を向上させるため、常に新規技術開発を進めています。
測定原理や測定条件については、以下のPDFよりご確認ください。