陽電子消滅測定装置
Positron Annihilation Lifetime Spectroscopy(PALS)
概要
試料に陽電子を入射させると、陽電子は試料中の空孔に捕獲された後、空孔壁の電子と対消滅します。 その時間(寿命)は空孔の大きさに比例するため、陽電子の寿命を計測することで、試料中の空孔サイズを調べる事が出来ます〔図1〕。
特徴
- 0.3~10nm程度の大きさの空孔が非破壊で測定可能。
- 気体吸着法などでは検出できない閉鎖空孔も評価可能。
測定対象試料とサイズ
固体、粉末、フィルムで測定可能。
大きさ15mm角以上、厚さ1~3mm程度の物が2個必要。