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示差走査熱量分析装置

Differential Scanning Calorymetry(DSC)

示差走査熱量分析装置

概要

試料とリファレンスに供給される熱流の差をDSC信号として検出する熱流速型DSCです。試料とリファレンスの加熱・冷却は、熱電対を通してヒートシンクからの熱伝導により行われます。このとき試料とリファレンスに供給される熱流の差は、試料ホルダーとリファレンスホルダーの温度差に比例します。そこで、この熱流の差による信号をDSC信号として取り出します。

特徴

  • 試料の融解温度、ガラス転移温度、熱履歴、結晶化、硬化挙動、比熱容量、酸化誘導時間等が評価可能。
  • 冷却システムにより、-150℃~725℃まで測定可能。
  • 熱挙動の詳細な評価が可能[温度変調DSC測定]。

測定対象試料と必要量

高分子材料、複合材料、無機化合物、金属
固体、粉体等:1mg~20mg程度
液体試料:数μL~数10μL

DSCの装置構成
DSCの装置構成

分析事例一覧

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