高分子材料中の添加剤分析
プラスチックやゴムなどのポリマー製品には、一般に添加剤が配合されています。その添加剤は各製品が意図する用途に適した性能を発揮するうえで重要な役割を果たしており、製品開発において添加剤の重要性は増しています。当社は、高分子中の添加剤分析について多くの分析経験と豊富なデータを持っております。
予備分析
構成元素を調べておく必要がある場合
構成元素分析
揮発性添加剤の場合
加熱発生ガス分析
前処理
高沸点添加剤の場合
溶剤抽出法
溶剤を用いて試料中から添加剤のみを抽出して、抽出液を蒸発乾固します。
- 費用目安:0.4~3.5万円/検体
試料量が多い場合
再沈法
試料を溶解し、多量の貧溶媒に加えてポリマーを沈殿させ、濾過後、濾液を蒸発乾固します。
- 費用目安:1.5万円/検体
上記方法で困難な場合
固相抽出、分取ゲル浸透クロマトグラフ(GPC)
試料の溶液を、固相抽出あるいは分取GPCを用いて分離します。
- 費用目安:2~10.6万円/検体
分析
分離分析
構造解析
質量分析装置(MS)
分離分取された成分の質量スペクトルにより構造解析を行います。
- 費用目安:9~17万円/検体
フーリエ変換核磁気共鳴装置(FT-NMR)
核磁気共鳴スペクトルより構造解析を行います。
- 費用目安:8~31万円/検体
総合解析
各種分析結果を総合して、高分子材料中の添加剤について解析します。
※上記料金は一例です。試料により分析手法、料金が異なる場合がありますので、詳細につきましてはお問合せください。